Heart Meets Worldによくいただくご質問をまとめました。
こちらにない質問はお問い合わせフォームよりお送りください。
日本の英語教育では、応用を教えてくれないと聞きます。よって、規律に厳しい日本人は翻訳もルール通りに、すなわち直訳にすることが良しとされるのだそうです。直訳は原文を訳文にする際の抜けがありません。その点では評価されるべきですが、直訳された文章にはネイティブにはとてもわかりにくいものです。実際に直訳された文章では原文の意図は伝わりません。
なぜかと言えば、日本人の発想そのものである原文を正確に英語に置き換えただけでは、日本人とは思考回路の異なる欧米人には単純に思考そのものが通じないからです。
例えば、「○○と××を御社から買いたいので早急に見積りをお願いしたい」と言う原文があったとしましょう。たいていの日本人はこれを”Please give me a quote for ○○ and ×× as soon as possible.”と訳します。場合によってはPleaseを省いたバージョンも見受けられます。間違ってはいませんし、正しい英語ならば問題ないはずです。しかし、これを欧米人はどう受け止めるのでしょうか?
正直、良い気はしません。それどころか、人によっては怒ってしまうかも知れません。実はこれ、まるで上司が部下に気安く仕事を頼むかのような上から目線な文章になってしまっているのです。先方が「何と無礼な、何様だ」と感じてしまうのも、不思議はありません。
では、上記をどう直すのか?
“We would greatly appreciate it if you could send us a quote for ○○ and ×× at your earliest convenience. Thank you very much in advance for your time.”
他人にお願いをする時は、丁寧に。礼儀に厳しい日本人には当たり前のことが、英文を書く時には「何が礼儀か」わからないために飛ばされてしまうのです。英語に敬語はない…と言うのは事実ではありません。そして、辞書はそのようなニュアンスを教えてはくれません。
また、「資料をうちに送ってください」と言う場合はどうでしょう?以前、スタッフが”You may send us the documents.”と言う文面を目にした時には、背筋が凍り付く思いがしました。実は、これもコンテクストによっては物凄く上から目線で失礼な言い方になってしまうのです。このような場合には、”Could you please send us the documents? Thank you.”とします。
このように、単純に言いたいことを英訳するだけでは通じないことは多々あります。ビジネスで込み入った、ややこしい交渉をしたい…と思っても、自分の英語力ではその「込み入った」話が相手に通じない。すると相手も困ってしまい、結果として回答がない、あるいは頓珍漢な回答が返ってくる…などと言う事態になってしまい、最終的には何も実らないまま連絡が途絶えてしまうのです。
大事なのは、お客様の意図を的確に、かつこなれた英語にすること。Heart Meets Worldなら、こういった空回りや行き違いの修復ですら、可能です。なぜならHeart Meets Worldは、翻訳します。あなたの『心』…だから、安心しておまかせいただけるのです。
海外支援・コンサルティング、翻訳サービス、英語以外のお見積りも承ります。
なんでもお気軽にお問い合わせください。