コミュニケーション力って、どうやって上げるの?とよく訊かれます。
日本人の口ベタ率は高いです。
その原因の一つは、実は教育だったりします。
例えば、『説得』は得意ですか?
…と問われて「はい!」と即答できますか?
できる方はぜひ、その極意を周囲の方に教えてあげてください。
それは、多くの日本人が身に付けられていないスキルなのです。
実は、説得にも『技術』があります。
まず、最初に「自分の言いたい結論」を明確に提示してしまうこと。
何なら、自信満々に断言してしまいます。
その後で、そのような結論に至る理由を丁寧に、ゆっくりと、論理的に説明しつつ、サポートデータを示すのです。
この手法により、最後にふたたび結論で締めくくる際には腑に落ちた方は説得されている…という状態になるのです。
ですが、文章の最後まで聞かないと、
「……と思っていま『す』」なのか
「……と思っていま『せん』」なのか、
すなわち結論がわからないのが日本語の特徴。
日本語の構造で考える日本人の思考そのものが「結論は後、説明が先」となっています。
何とも難しいお話。
でも、大丈夫!
結果を出すコミュニケーションに必要なのは、実は『スキル』ではなく『配慮』なのです。
どう配慮するのか?
人には人それぞれのコミュニケーションスタイル(行動パターン)があります。
これを踏まえて会話をすると、相手は「何て話しやすい人なのだろう!」「話していて心地いい!」と好感を抱き、接触頻度も自然と増え、コミュニケーションも円滑に図ることができるようになります。
実は上述の『説得の技術』も、このコミュニケーションスタイルの違いを考慮して作られているんです。
そしてここに『言語技術』なるものを掛け合わせると、あら不思議!
話がスラスラと進むようになりますよ。
その秘訣は、別の機会に…。
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