Blog
公式ブログ
Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2023/07/03
【不徳の致すところ】
公式謝罪などで聞くことがある、「私の不徳の致すところでございます」という言葉。
とても日本的な表現であるため、遠慮することや、ましてや自身を卑下していると捉えられかねない表現は、その概念すら理解されない英語圏では全く通じないだろう…と思いきや。
実は回り回って、非常にシンプルだったりする。
まず、『不徳の致すところ』とは、
・自分には『徳』が足りなかった
・それが原因で、良くない結果を引き起こしてしまった
…という意味である。
すなわち、
「自分には精神の修養から得られる品性が不足していた(=自分が至らなかった)ために、望まれない状況を作り出しました」
…と言っているのだ。
回りくどく聞こえるが、これは自分自身だけではなく、自分が責任を取らなくてはならない人物(実子・教え子・部下など)が引き起こした結果に対しても使われるため、このような言い方になる。
自分が指導するなど責任を取らなくてはならない立場にありながら、その力が不足していた…という場合にも使われるのだ。
この言葉と共に実質の謝罪を組み合わせることで、丁寧な謝罪文章となる。
となれば、英語では:
・I take full responsibility for …
・It is all my fault.
…などが適切だし、その後で丁寧な謝罪:
・I am truly sorry.
・I sincerely apologize for …
…と続けば良い。
また、事情説明を言い訳と捉えない英語圏だからこそ、しっかり説明した上で:
I apologize for the inconvenience this may cause.
…と言うことも出来る。
このような場合もやはり翻訳家のセンスが光るようで、私自身はネット上で見付けた訳文に惹かれるものは皆無だった。
それほど感覚的には難しいのかもしれないが、実質は Simple is the best! な事項のようだ。
このような例もあるのですね。
公式謝罪などで聞くことがある、「私の不徳の致すところでございます」という言葉。
とても日本的な表現であるため、遠慮することや、ましてや自身を卑下していると捉えられかねない表現は、その概念すら理解されない英語圏では全く通じないだろう…と思いきや。
実は回り回って、非常にシンプルだったりする。
まず、『不徳の致すところ』とは、
・自分には『徳』が足りなかった
・それが原因で、良くない結果を引き起こしてしまった
…という意味である。
すなわち、
「自分には精神の修養から得られる品性が不足していた(=自分が至らなかった)ために、望まれない状況を作り出しました」
…と言っているのだ。
回りくどく聞こえるが、これは自分自身だけではなく、自分が責任を取らなくてはならない人物(実子・教え子・部下など)が引き起こした結果に対しても使われるため、このような言い方になる。
自分が指導するなど責任を取らなくてはならない立場にありながら、その力が不足していた…という場合にも使われるのだ。
この言葉と共に実質の謝罪を組み合わせることで、丁寧な謝罪文章となる。
となれば、英語では:
・I take full responsibility for …
・It is all my fault.
…などが適切だし、その後で丁寧な謝罪:
・I am truly sorry.
・I sincerely apologize for …
…と続けば良い。
また、事情説明を言い訳と捉えない英語圏だからこそ、しっかり説明した上で:
I apologize for the inconvenience this may cause.
…と言うことも出来る。
このような場合もやはり翻訳家のセンスが光るようで、私自身はネット上で見付けた訳文に惹かれるものは皆無だった。
それほど感覚的には難しいのかもしれないが、実質は Simple is the best! な事項のようだ。
このような例もあるのですね。