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2023/06/29

【スラング】

先述の通り、イギリスはコックニーの非常に難解なスラングによると、”raspberry” が「おなら(fart)」を指す。
東ロンドンで使われてきたこのスラングは、同じ英語圏出身者にさえ理解し辛いほど難しいのだとか。

基本的には、
① よく使う単語を、韻を踏んでいる2〜3単語のフレーズに置き換える
② 場合によっては、韻を踏んでいる単語の方を省略する
…というルールらしい。
だが、これらの例を実際に見てみると慣れるまでは非常に難しいことがわかる。

例えば、

・believe(信じる)= Adam and Eve(アダムとイヴ)→ I can’t Adam and Eve it!(信じられない!)
 ※ “believe” の最後の音と “Eve” の発音記号はどちらも[íːv]
・thief(泥棒)= tea leaf(茶葉)→ Tea leaf stole my keys!(泥棒に鍵を盗まれた!)
 ※ “thief” の最後の音と “leaf” の最後の音の発音記号はどちらも[íːf]
・money(お金)= bread and honey(パンと蜂蜜)→ I would love to have a lot of bread and honey!(お金はたくさん欲しいね。)
 ※ “money” の最後の音と “honey” の最後の音の発音記号はどちらも[ni]

…のように、まずは韻を踏むフレーズで置き換えてしまう。

これだけでも、慣れていない人には十二分に難しいのだが…。

次に(場合によっては)、

・mate(友)= china plate(陶器皿)→ 韻を踏んでいる方の単語を省略し、”china” に
 → I’m going to with my china.(友達と出かけてくる。)
・stairs(階段)= apples and pears(りんごと梨)→ 韻を踏んでいる方の単語を省略し、”apples” に
 → I will go up the apples.(階段を上がるよ。)
・head(頭)= loaf of bread(パン一斤)→ 韻を踏んでいる方の単語を省略し、”loaf” に
 → My loaf is hurting badly.(頭痛がひどいよ。)

先述の “raspberry” も同じく、
・fart(おなら)= raspberry tart(木苺タルト)→ 韻を踏んでいる方の単語を省略し、”raspberry” に
…という経緯で「木苺=おなら(の音)」となり、そのような音を立てることを “blow raspberies” というフレーズになったのだとか。

深いですね!

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