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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2023/06/20
【知らんけど】
Heart Meets World の所在地は関西である。
よって、時折「で、『知らんけど』って英語で何て言うん?」と訊かれる訳だ。
実はこのフレーズ、簡単ではない。
なぜなら、同じ日本人でも関西に所縁のない人は、使って「おもろい」前後の会話・タイミング・言い方がわからない・解せないことが多いフレーズである。
同じような意味だけでなく、ニュアンスとトーンを含む英語を考え出すには、訳す人間の『センス』が問われる。
意味だけを正確に訳すと、
・I don’t know, but …(私は知らないのだけど、…)
・I’m not sure but …(確かではないのだけど、…)
・I guess …(…かもしれない。)
…などとなる。
ただ、この訳では「知らん」の主張が文頭に来ることで、関西弁の『知らんけど』特有の「おもろい」ニュアンスは微塵も残らない。
では、これらを文尾に持って来てはどうだろうか?
・(断定文)I don’t know for sure though.(絶対●●だよ!はっきりとはわからないけど。)
・(断定文)I am not sure, though.(絶対●●だよ!確かじゃないけど。)
・(断定文)I suppose.(絶対●●だよ!たぶん。)
これでもやはり「おもろい」ニュアンスはほとんど残らない。
唯一、”I suppose.” だけは何となく感覚が似ているように感じるが、英語のフレーズとしては「お行儀良い」感じが、一見乱暴に聞こえる『知らんけど』のトーンからズレている。
やはり『知らんけど』を英訳するのは、無理なのだろうか?
アメリカ人に英語ネイティブと呼ばれた誇りをかけたフローレンスの訳文はと言うと…。
・…, or something.(…とか、何とか。)適当…。
・…, or whatever.(…とか何とか、何でも良いけど。)何でも良いんかーい!
・…, so they say.(…とか言われるけどね。(私は責任持ちません。))えぇ…。
『一つの正解』は存在しないのかもしれませんね。
Heart Meets World の所在地は関西である。
よって、時折「で、『知らんけど』って英語で何て言うん?」と訊かれる訳だ。
実はこのフレーズ、簡単ではない。
なぜなら、同じ日本人でも関西に所縁のない人は、使って「おもろい」前後の会話・タイミング・言い方がわからない・解せないことが多いフレーズである。
同じような意味だけでなく、ニュアンスとトーンを含む英語を考え出すには、訳す人間の『センス』が問われる。
意味だけを正確に訳すと、
・I don’t know, but …(私は知らないのだけど、…)
・I’m not sure but …(確かではないのだけど、…)
・I guess …(…かもしれない。)
…などとなる。
ただ、この訳では「知らん」の主張が文頭に来ることで、関西弁の『知らんけど』特有の「おもろい」ニュアンスは微塵も残らない。
では、これらを文尾に持って来てはどうだろうか?
・(断定文)I don’t know for sure though.(絶対●●だよ!はっきりとはわからないけど。)
・(断定文)I am not sure, though.(絶対●●だよ!確かじゃないけど。)
・(断定文)I suppose.(絶対●●だよ!たぶん。)
これでもやはり「おもろい」ニュアンスはほとんど残らない。
唯一、”I suppose.” だけは何となく感覚が似ているように感じるが、英語のフレーズとしては「お行儀良い」感じが、一見乱暴に聞こえる『知らんけど』のトーンからズレている。
やはり『知らんけど』を英訳するのは、無理なのだろうか?
アメリカ人に英語ネイティブと呼ばれた誇りをかけたフローレンスの訳文はと言うと…。
・…, or something.(…とか、何とか。)適当…。
・…, or whatever.(…とか何とか、何でも良いけど。)何でも良いんかーい!
・…, so they say.(…とか言われるけどね。(私は責任持ちません。))えぇ…。
『一つの正解』は存在しないのかもしれませんね。