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2023/01/30

【地震】

多くのアメリカ人にとって、地震というものは未知の天災である。
地震がどういうものなのかの概念こそ知っていても、実際に感じたことがある人は少ないものだ。

過去30年間のマグニチュード5以上の地震について調べてみると、アメリカ合衆国で起こった地震は60件もない。
そして、その3分の1はカリフォルニア州で、同件数がアラスカ州で発生している。
さらに、その他の西海岸エリアからロッキー山脈までのアメリカ西部で発生した地震が残りの半分を占める。
すなわち、ほとんど(8割以上)が西部で発生していることになる。

地面が揺れる。
建物が揺れる。
床が揺れる。

そのような経験をしたことがない彼らにとって、地震の恐怖というものがどれほどのものか理解することは難しい。
従って、日本に移住してきた多くのアメリカ人が初めて地震を経験すると「世界の終わりだ」と感じるらしい。
僅かな揺れでも敏感に反応し、どうして良いかわからなくなり、パニックに陥る。

大雨などのように多数の表現がある天災と比べると、地震には的確な表現や描写の言葉がないのも、そのせいであろう。
また、そこから起こり得る『津波』なども日本語のまま英語化されている。

言葉を分析してみることで、その言葉を使う国民の体験の可否まで見えてくることもあるのですね。

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