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2022/09/21

【ジンクス】

大半の日本人が本来の意味と間違えて使っている日本語は多々あると言う。
その中の一つが実は、『ジンクス』なのだとか。

そもそも『ジンクス(jinx)』とは、
魔術・呪術・呪文…などを指す言葉を語源としており、
現代では迷信や言い伝えにおいて
祟り・悪運を引き寄せる要因とされるものや行為のことを指す。

日本においても、縁起が悪い・不吉であるとして避けられる
『忌み数』などの『ジンクス』があるはずだが、
なぜか一部では縁起の良いことに『ジンクス』を使うことがあるのだとか。

これは不思議な現象だが、
なぜそう解釈されるようになったのか?を分析してみると、少々興味深い。

まず、何かを『ジンクスする』という行為の中には、
未終了の事案・仕事・プロジェクトなどについて「良いこと」を言うと、
直後から上手く行かなくなる・失敗する…というものがある。

・Don’t compliment me just yet! You might jinx the tournament!
(まだ褒めないで!大会結果をジンクスしちゃうかも!)

・I think the project will be a success but I won’t brag as I don’t want to jinx it.
(プロジェクトは成功すると思うんだけど、ジンクスしたくないからまだ自慢はしないわ。)

悪い結果を恐れて良いことを言う行為を避ける
…というややこしいシチュエーションのどこかが曲解されたのかもしれない。

また、英語圏では『ジンクス』と呼ばれる、
友人同士で会話中に2人が同じ言葉を同時に発した際に “Jinx!” と叫び、
先に叫んだ方が勝ち…というゲームもある。

こちらはなかなか可愛らしく、見ていて微笑ましい光景である。
悪運につながるようなイメージはどこにもない。

どこでどう、そうなったのか?掘り下げてみると面白いですね。

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