Blog
公式ブログ

Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2022/04/18

【禁止】

許可同様に『禁止』にもレベル・種類がある。

・ban
・forbid
・prohibit

どれも『禁止する』を意味するが、
禁止の規模感や度合いは “forbid” → “prohibit” → “ban” の順で高まる。
だが、フォーマル度は “ban” → “forbid” → “prohibit” の順で高まる。

ban = カジュアル:それまで許可されていたものが
禁止になる・何かを法律的に(または社会的ルールで)禁止する

 → Smoking is banned in all eateries here.
 → My gaming account has been banned.

カジュアルな単語ではあるものの、禁止の度合いは高い。
すなわち、法的に禁止されている場合には、順守しない人は処罰の対象となる。

・forbid
= ややフォーマルだが日常的:(親が子供に何かを禁じるなど)法的・公的な規律ではなく、
特定の人に対して禁止ルールを設定する

 → My mother forbids me from checking my smartphone during dinner.
 → Our teachers forbid us from bringing snack to school.

両親・教師・上司などの個人からの命令で禁止にするような場合に使われる。
prohibit = フォーマル:法律や社会的規則で禁止する・組織の権限で禁止する

 → Lighters are prohibited on flight.
 → Our government prohibits smuggling.

社会や組織による禁止を指す、強くフォーマルな言葉である。
単純に “Prohibited” と書くだけで『禁止事項』となる。

ここまで違いを説明したのだが…実は、上記3単語は入れ替えることができる。

“ban” の代わりに:“prohibit” が使える
(ただし、“prohibit” “ban” よりも禁止の範囲が狭く禁止の度合いが弱い)

・”ban” は:“forbid”“prohibit” の代わりに使える
(ただし、“ban” は禁止の範囲が広く禁止の度合いが非常に強い)

・”forbid” は:“prohibit”“ban” の代わりに使える
“forbid” は3つの中で最も日常的に使われる)

また、『許す』を意味する “allow” “permit” を否定することでも『禁止する』意味になる。

→ I will not allow you to stay up all night.
→ He is not permitted to enter our house.

そして、この事実を本人に伝える時には、否定命令形にする。

→ Don’t stay up all night.
→ Never enter our house!

こんなにも『禁止』の種類が多いのはなぜなのか、考えてみると興味深いですね。

ブログ一覧はこちら

Contact
お問合わせ

海外支援・コンサルティング、翻訳サービス、英語以外のお見積りも承ります。
なんでもお気軽にお問い合わせください。

TEL : 080-4171-8112
受付時間: 9:00~18:00