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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2022/01/06

【英語はツール】

弊社代表は、神戸にて『日米協会』という団体に所属し、
毎年行われる高校一年生の英語暗唱大会の審査員をしている。

毎年11月には、兵庫県内の高校から各校における代表選を勝ち抜いた40〜50人の暗唱を聞き、
審査して本選に残る生徒を決める。
そして2ヶ月後には、本選にてトップ3を決めている。

2021年度予選の題材は、マリアナ・パスカルの
『英語は結果を出す道具である』というスピーチだった。

外国語として英語を学ぶ人たちの多くが、
いかに英語を上手に発音・構文・駆使するかを教えられ、
そうすることに囚われているという内容だ。

本当は、英語なんてツールの一つでしかない。
私たちは、各種ツール(文房具からトンカチ・ノコギリまで)を使う際に、
『上手』に『完璧』に使うことに尽力するだろうか?
大抵はしないだろう。

自分の目的を達成するために、使えるように・使いやすいように使うのではないだろうか?
そしてマリアナは、今や英語の『ネイティブスピーカー』1人に対し、英語を母国語としない人が5人。
ネイティブ同士の会話なんて、全体の4%にしかならない。

よって、ネイティブになる必要も、ネイティブレベルに近付く必要も、全くない!と言っている。
私自身は、マリアナがこのスピーチで「必要なサプリメントについて尋ねたら、
英語が不得意そうな薬剤師さんが『あなたの頭は大丈夫なの?』と訊き返してきて爆笑した」という話が好きだ。

言い方がどうであれ、ちゃんと意図が伝わり、問題解決に繋がれば、それで良いのだ…と。
残念ながらそのパートは暗唱大会では使われなかったが、

「『頭部に異変や痛みはありませんか?』と言いたいだろうに、
語彙が足りなくて『頭はおかしくないの?』と解釈できる言葉を言われて笑っちゃった。
でも結局、言いたいことはわかったのよね!」

これこそ『英語はツール』の本髄ではないだろうか。
英語で挫けそうになった時には、ぜひ自分に唱えてほしい。

英語はツール。
英語はツール。
英語はツール。

ちなみに、先述の『英語暗唱大会』予選通過者向けに、
本選に向けてプレゼンテーションスキルの研修を行うことになっている。
英語のプレゼンテーションで一番大事なことは、
自分の専門分野・プレゼンする内容を誰にどう訊かれても完璧に答えられるように準備することが8割。
残りの2割は自信と熱意のみだ。

その中に『英語の練習』は含まれない。

英会話においても、それは同じこと。
語彙の多さ・構文や文法の完璧さなどは求められておらず、
自分の言いたいことや感情をしっかりと「自信と熱意」を持って伝えることが大切なのである。

アリアナがスピーチで強調していたのは「英語は極めるべき技術の一つではない。
意思疎通を図るために使えるツールに過ぎないのだ。
伝わるようにツールを使って遊ぶことだってできる」ということ。

今一度、自分に唱えてみてほしい。

英語はツール。
英語はツール。
英語はツール。

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