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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2021/11/03

【セーブ】

これまでも、
・完全なる和製英語(勘違いや聞き間違いから出来上がったもの)
・完全なる和製英語(日本語なのになぜかカタカナ表記)
…から、
・半分和製英語(本来の英単語の意味で使われる場合も、そうでない場合もある)
…まで、各種の和製英語についてお伝えして来た。

リベンジのように「どこから来たやら?」という意味合いのものもあれば、
アジェンダのように何となく正しい使い方の時もそうでない時もある…というものもある。

最近、そんな要素に気付かされた言葉が『セーブ』。
一般的な「救う」こと・「助ける」ことに加えて、スポーツ関連の用法や、
IT(パソコン)関連の使い方では英単語の意味通りに使われている。

ただ、

・金や力などの消費を抑制すること
・消耗品や経費を節約すること
・行動を抑える・控えること

…という意味合いの用法となると、
このまま使われた英語圏の人たちには伝わらない。

お金に関して “save” を使う時は、

・バーゲンセールやクーポンを活用して、消費額を減らす
・貯める

…という意味になるので、そこから派生したのだろうが、
ニュアンスが違い過ぎる。

他にも、

・食べ物などのような『物』を「取っておく」、別の機会や人のために「置いておく」
・時短を指す
・体力や気力を意図的に抑える

…場合に使うのだが、
どうにも、非常にニュアンスは似ているようなのに用途が違う。

和製英語にも、このようなむず痒い種類があることを改めて実感しました。

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