【お辞儀】

グローバリゼーション・国際化(https://youtu.be/Lmz_tQyvU4I)とは
自国文化をしっかり知り・理解した上で、
異文化との「違い」を理解すること・受け入れること…とお伝えしたことがある。

「違い」を知った上で、他国の文化や風習を貶めない・否定しないこと。
でも同時に、無理に同調する必要も、ないのだ。
その存在および私たちの文化や風習とは違うことを理解し・受け入れて行けば、それで良い。

それは逆の立場でも、然り。
日本を訪れている外国人に、日本の風習を強要することはあまり得策ではない。
彼らもまた、「違い」を知った上で、
日本の文化や風習を貶めない・否定しないでくれていることが多い。
その彼らに同調を強要する権利は、誰にもない。

強要することが得策ではないのは、なぜか。
たとえ私たちには当たり前の行為であっても、国民性が違う別人種の方々が、
それをどう感じるか・思うか・解釈しているかはわからないからである。

例えば、『お辞儀』。
日本人にとって、お辞儀は大切な文化的ボディランゲージの1つである。
そして、世界的にも日本人がお辞儀をするという事実はよく知られている。
それを理解した上でなお、アメリカ人はお辞儀をしたがらない。

アメリカ人でも挨拶代わりの会釈程度は、する。
だが、深く頭を下げる行為の裏にアメリカ人は「『お辞儀』をしている人間が、
されている人間より格下」というニュアンスを汲み取る。
日本人のように「敬意を表する」・「相手を敬う」ため…などとは捉えていない。

特に老若男女問わず平等にコミュニケーションを図ることが良しとされている、
すなわち皆が対等な立場に居るという前提から入るアメリカ文化において、
自分の立場を下げることに値する(と感じる)行為を進んですることは稀である。

もっと言うと、自分に対して深々とお辞儀をしてくれる日本人を見て、
アメリカ人は直感的に「コイツは俺より弱い立場なんだな」と感じてしまうと言う。

対等な立場でビジネスを行いたい場合には、
自国の風習すら得策ではなかったりするのだ。

所変われば…の意味がよくわかる例ですね。

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