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2021/07/03

【ハンドジェスチャー】

以前から、異文化間の勘違いから来る『危険』には懸念があった。

単なる勘違いで恥をかくことも防ぎたいが、
当然それ以上に何らかの『危険』が生じる事態は絶対に避けて欲しい。
だからこそ、英語に敬語があることを繰り返し英語の敬語を伝えて来たし、
そうでなくても、必ずしもアメリカ人は
言いたいことを言いたい時に言いたいように言っている訳ではないことも伝えて来た。

サービス業の方でも、失礼な物言いをする客にはピシャリと無礼を指摘する
それが当たり前。

時折『悪い言葉』を覚えて使えば、
ネイティブに聞こえる・周りに馴染める
…と勘違いしている学生が居ることを知ると恐怖でゾッとする。

実際には、ネイティブであろうがなかろうが
『悪い言葉』を嫌いな人たちはたくさん居る。
さらには、普段はそこまで気にせず聞き流せていても、
いざ自分にその言葉が向けられると一気に怒りが湧く人も少なくない。

一番恐ろしいのは、日本よりも遥かに多くの危険が潜む環境の中、
そのような現実を知らずに次々に『悪い言葉』を発することだ。
テレビですら『禁句』として規制する単語をポンポン発していて、
快く迎えてもらえる訳がないのである。

そして、怖いのは当然、言葉だけではない。
日米間のボディランゲージの違いや、
そこに見える概念の違いについても書いて来たが、
アメリカ特有のハンドジェスチャーの持つ重み等を理解せずに
連発してしまう若者を見ると非常に恐ろしい。

例えば「中指を立てる」というハンドジェスチャーを知らない人は居ないだろう。
だが、このジェスチャーの重みを知って使っている日本人は少ない。
実際に、このジェスチャーを使うアメリカ人は少なくない。

だがそれは、ジェスチャーの重みとそれを受け止めた人の反応によっては
大事件に発展する可能性も理解した上で、
使う相手とその状況を慎重に選んだ上で使っているもの。

軽い気持ちでやっても許されるとわかっている相手・100%確実に冗談として理解してくれる相手でない限りは、
報復されると思って間違いない。
それほど強く侮辱的で、相手によっては性的な意味も含む侮蔑のサインである。

海外における危険がなぜ・どこに・どのように潜んでいるのか知ることも必要ですね。

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