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2021/06/06

【トイレ】

公衆トイレに入って、思い出したことがあった。

日本ではトイレは多くの場所、特に有人の場所では非常に綺麗で清潔に保たれている。
女性用の個室に入れば、予備のトイレットペーパーが豊富に準備されており、
ウォシュレット付き・音姫付きで、
扉を閉めれば密閉されており、安心安全の空間となる。

アメリカに帰って空港のトイレにでも入ると、
真っ先にその違いを感じさせるのが、扉だ。
下方も上方も大幅に開いている。
扉だけではなく、隣のブースとの間も同じくらい開いている。

本来は、トイレの個室内を密室にしないことで犯罪防止の目的があるのだが…。
私は一度、この隙間を使って「やられた」ことがある。

トイレの内側には割と高い箇所にカバンをかけるためのフックがあるのだが、
そこにかけたカバンがすぐに隣のブースから伸びて来た手に盗まれた。
すぐにそれに気付いた私は、
ドスを効かせた声で「そのカバン、私のなんだけど?」
すると、盗んだ相手もさすがにまずいと思ったのか、
盗んだ上側とは別の下側の開き口から「どうぞ、あなたのカバン」と
私のバッグを返して来たのだった。

扉の上下の開きの他にも、アメリカのトイレには
トイレ用シートがほぼ常備されていることに気付く人も居るだろう。

自分で自分の衛生を保つ『自己責任』とでも言うのだろうか。
日本の場合は拭き取るための消毒液が置いてある場合があるが、
シートが置いてあることは珍しい。

その代わり、ウォシュレットや音姫など、
アメリカ人にはどうして良いのかだけでなく
「なぜ」ついているのかがわからない物もある。

実際、ウォシュレットを大絶賛する欧米人は多く、
なぜこれが自国にはないのか!?と言う方々は少なくない。

だが、音姫の需要は皆無だ。
なぜそれが必要なのかを理解されることもない。

トイレのような空間にこそ、文化的感覚の違いが出るのかもしれませんね。

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