Blog
公式ブログ
Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2021/05/28
【変わる言葉】
日本語同様、英語でも若者言葉は次々と生まれ、そして消えて行く。
オジサン・オバサン言葉で「イイね!」は多くの場合、“Cool!” である。
長年使われ続けていて、若者たちは「ダサい」と思っているものの、なかなか死語にはならない。
ある時、ティーネイジャーの女の子に「何かが『イカしてる』って、
今時は何て言うの?」と訊いてみた。
返って来た返事は、
“It’s banging!”
だった。
何かをバンバンと音を立てて叩いているような状況を表すフレーズだが、
その頃は「イイね!」ボタンを “bang bang(バンバン)” と連打しているような、
そんなイメージだったのかもしれない。
だがその僅か4ヶ月後。
またその話題になった際、上述のティーネイジャーの女の子は目を回して言った。
「え、もうそんな言葉、誰も使わないよ」
若者言葉の衰退は速いものだ。
だが、変わるのは若者言葉だけではない。
その昔、“gay” という言葉は褒め言葉としても使える言葉だった。
もちろん、同性愛の意味合いもあるのだが、
それ以上に陽気さや快活さ、派手さや鮮やかさ、呑気さや屈託のなさ…
そんな、無邪気で明るい人物を描写する際に “gay” は使えた。
だが、様々な差別やLGBTQ活動の活発さを通じて、
いつの間にかその単語が褒め言葉として使われることはなくなった。
“That’s so gay.”
…と言えば、「派手ね〜!」「陽気ね〜!」なんて意味で、
言われた相手もニッコリ笑える時代は終わってしまったようだ。
今は、文字通りの「(あなた)本当にゲイね」の意味にしか取られず、侮辱に捉えられてしまう。
言葉はやはり生き物なのですね。
日本語同様、英語でも若者言葉は次々と生まれ、そして消えて行く。
オジサン・オバサン言葉で「イイね!」は多くの場合、“Cool!” である。
長年使われ続けていて、若者たちは「ダサい」と思っているものの、なかなか死語にはならない。
ある時、ティーネイジャーの女の子に「何かが『イカしてる』って、
今時は何て言うの?」と訊いてみた。
返って来た返事は、
“It’s banging!”
だった。
何かをバンバンと音を立てて叩いているような状況を表すフレーズだが、
その頃は「イイね!」ボタンを “bang bang(バンバン)” と連打しているような、
そんなイメージだったのかもしれない。
だがその僅か4ヶ月後。
またその話題になった際、上述のティーネイジャーの女の子は目を回して言った。
「え、もうそんな言葉、誰も使わないよ」
若者言葉の衰退は速いものだ。
だが、変わるのは若者言葉だけではない。
その昔、“gay” という言葉は褒め言葉としても使える言葉だった。
もちろん、同性愛の意味合いもあるのだが、
それ以上に陽気さや快活さ、派手さや鮮やかさ、呑気さや屈託のなさ…
そんな、無邪気で明るい人物を描写する際に “gay” は使えた。
だが、様々な差別やLGBTQ活動の活発さを通じて、
いつの間にかその単語が褒め言葉として使われることはなくなった。
“That’s so gay.”
…と言えば、「派手ね〜!」「陽気ね〜!」なんて意味で、
言われた相手もニッコリ笑える時代は終わってしまったようだ。
今は、文字通りの「(あなた)本当にゲイね」の意味にしか取られず、侮辱に捉えられてしまう。
言葉はやはり生き物なのですね。