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2021/05/20

【責任】

一言で『責任』と言っても、英語にはたくさんの言い回しがある。

・responsibility
・liability
・obligation
・duty
・accountability

…など。

まず、“responsibility” は最も広い意味の『責任』を指す。
そこに法的な意味合いが加わると、使うべき単語は “liability” となる。
すなわち、“liability”“responsibility” の中に含まれる。

さらに、単純な責任に留まらず契約などにおける『義務』までを指すとなると、
正しい単語は “obligation” となる。
この “obligation” が使われている場合、
責任を全う(義務を遂行)しなければ法的責任に問われるという点では、
既に法的ニュアンスは含まれている。

そして、そこにさらなる法的な意味合いが加わる(法的義務を指すようになる)と、
使うべき単語は “duty” となる。

そして、“accountability” は簡単に日本語訳をすることができない単語の一つ。
この “accountability” は、言動に責任を取らせる強制力を持つ、
あるいは義務を発生させる力である。
自分の選択を説明でき、かつその選択がもたらう結果に責任を取ることを指す。

興味深いことに、この単語を説明するにあたり、
“liability”(名詞)のベースとなっている “liable”(形容詞)や、
“obligation”(名詞)の動詞形(過去分詞)&形容詞形である “obliged” が使われていることもある。

『責任』にも色々な概念があるのですね。

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