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2021/05/10

【アーミッシュ】

ペンシルバニア州には、未だに多くのスイス・ドイツ系の伝統主義者
『アーミッシュ』が住んでいる。

彼らは、シンプルな生活を好み、服装にもこだわらず、徹底的な平和主義で、
現代的なテクノロジーの活用に消極的なことで知られている。

「ペンシルバニア州に住んでいた」と言うと、
時折「アーミッシュって本当に存在するんですか?」と訊かれる。

当然、彼らは存在する。

高速道路を走行中に目の前に現れた低速の馬車のためにブレーキを踏んだり。
ファーマーズマーケット(野外市場)で
アーミッシュ特有のケーキなどの商品を売っているのを見かけたり。

洗濯物が外に干されることがないアメリカで、
https://www.youtube.com/watch?v=HmKGGLNwXrU
アーミッシュが生活するエリアにだけは白や黒の質素な服が干されていたり。

アーミッシュは田園生活・肉体労働・謙虚さと平和を重んじる。

そして、原則として快楽を感じることは禁止されている。
それが神が彼らに求めていることと信じられているからだ。
よって、近代的な発明品はあまり使わない。

電化製品・車・避妊具・保険など利便性を追求した物や
『予定説』に反する物は彼らの信仰に反する。

また、個人主義を促さないよう、読書や高等教育などを禁止している。
誇り・目立つことなど個人主義を促す考え方をも排除することで、
助け合うコミュニティを維持している。

美の追求(化粧・写真を撮ること・派手な服装)も禁止。
さらに、完全なる平和主義であるため、兵役には就かず、怒ること・喧嘩なども禁止。

今でもそんな生活を送っている事実を聞くと、
現代的な生活が当たり前となっている人には
「若い子は離れないんですか?」と尋ねて来る。

だが実は、離れる子供は少ない。

16歳になると、アーミッシュの子供は一度、親元を離れる。
『俗世』で2年ほど暮らしてみた末、
アーミッシュの生活に戻るか、『俗世』に留まるかを選べると言うのだ。
そして、現実には9割以上の子供がアーミッシュの生活に戻ると言う。

アメリカという国の真ん中で、
一般的なアメリカ国民とは色々な意味で正反対の生活をする人たちがいる事実は興味深いですね。

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