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2021/04/28

【薬】

単純に『薬』と言うだけで何通りかの言い方がある英語。
それぞれに僅かなニュアンスの違いしかないため、
なかなか日常会話で使い分ける機会がないとわからないもの。

特によく使われるのは、

・medicine
・drug
・medication

…などだ。
まず “medicine” が一番、一般的な『薬(医薬品、特に内服薬)』を指す。
お店に並んでいて、誰でも買える『薬』は全てこの単語で表現できる。

この単語は医療そのものを指すこともあり、
例えば “alternative medicine” という形で「代替医療」の意味になる。

よく間違えられるのが “drug” で、単純に「薬を飲む」際にはあまり使わない。
なぜなら、本来の一般的『薬(医薬品)』以外にも、
“drug” は違法薬物も指す(むしろ口語ではこのニュアンスの方が強い)からだ。

ただ、合法な薬物も含まれているからこそ
『薬局』は(特に英国では)“drugstore” と呼ばれることがある。
(アメリカでは “pharmacy” の方が多い。)

違法薬物のみを指す場合には “narcotics” の方が通じやすい。

そして、“medication” は投薬用ないし処方された『薬』を指す。
他にも “prescription” という単語を使うこともある。
時折、“chemical” などの単語を思い浮かべる人も居るが、こちらは化学薬品を指す。
一般的な薬(medicine)のように治療や予防に使うことはない上、有毒物質を指すことも多い。

すなわち、病気になってしまった時に
“drug” ください」と言えばビックリされてしまうし、
体質に合う特殊薬が欲しいのに
一般的な「“medicine” が欲しい」と言っても目的は達成されない可能性がある。

ちなみに「薬を飲む」表現に “drink” を使う人が少なくないが、その言い回しはしない。
「薬を飲む」は “take medicine” と言う。

これで怪しい話をしていると勘違いされることを防げるというわけですね。

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