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2021/04/06

【仲介業者】

アメリカの不動産仲介業者(エージェント)の中には、
特別な教育を受けた上で倫理規定を遵守し、
自らが得られる利益よりもクライアントの利益を最優先することを誓っている
『リアルター(Realtor)』と呼ばれる人たちが居ると書いたことがある。
実はその他にも『ブローカー(Broker)』と呼ばれる人たちが居る。

この3種類の専門家の違いをまとめると…

『エージェント(Real Estate Agent)』

・不動産を売る・買う・貸すために必要な専門職資格を持っている。
 (州によって違うが、その研修時間は60〜150時間にもなると言われている。)
 資格を維持するためには研修等を受け続ける必要がある。
・素性調査も受けている。
・特定の『ブローカー(Broker)』またはブローカー商社に勤めている。
・売主側のエージェントを “listing agent” と言い、買主型はシンプルに “buyer’s agent” と呼ぶ。

『ブローカー(Broker)

・さらなる研修や許可要件を満たし、独立することが許された “Real Estate Agent”
 (州によっては、追加の研修時間は360時間にも及ぶ。)
・他の “Real Estate Agent” を雇うことができる。

『リアルター(Realtor)

・全米不動産協会(National Association of Realtors)に所属する
“Real Estate Agent” または “Broker”
 全米不動産協会の厳しい倫理規定を遵守しなくてはならない。
・不動産業界の中では尊敬される存在。

アメリカでは不動産の価値が上げられるところが日本と違うが、
それ以外にも例えば、
他人に貸した不動産は二度と自分が住めるような状態ではなくなると思った方が良い
…というような常識があったりする。

不動産という資産を非常に真面目に捉えているアメリカ人にとって、
その価値の見極め・交渉だけでなく、
仲介する人間の質までもが大事な要素になって来るからこそのランク分けになるのだろう。

特に同業の方には興味深いのではないでしょうか。

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