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2021/03/18

【大文字化】

英文コピーライター(広告等の文案作成者)の仕事として押さえておくべき、
ややこしい『文法スタイル』各種。

他にもまだまだ色々ある。

例えば、キャピタリゼーション(小文字を大文字にすること)。
物の名称に使われるフレーズ・雑誌や新聞の題名や表題などの表記法を『タイトルケース』と言い、
各単語の最初の文字は全て大文字になる。

“People Protest Against Military Coup”
“Turning Frowns Upside Down”

一般的にはこの際、冠詞・接続詞・前置詞は大文字化の対象から除外されるのだが…。

4文字以上の長い接続詞や前置詞は大文字化する!と例外を唱える人も居れば、
いやいや7文字以上だ!と言う人も居る。

前置詞や冠詞も文頭もしくは文末であれば大文字化するべきとされているが、
そもそもそのような使い方がおかしい!と言う人も居る。

議論は終わらない。

ハイフンを使う単語を含む場合の大文字化も議論が沸く。

基本的に『タイトルケース』内に含まれるハイフン入り単語のルールは、

・一単語目(ハイフンの前)の単語は一文字目を大文字に。

・二単語目(ハイフンの後)の単語も基本的には一文字目を大文字にするが、
 例外として:
 ・冠詞、前置詞、等位接続詞(and・but・for・or・nor)の場合には大文字化しない。
“Trial-and-Error Approach”

 ・二単語目の意味が一単語目があって初めて成り立つような場合には大文字化しない。
“Incentive-driven tasks”・”Competency-based Learning”

 ・一単語目が接辞や接頭辞だった場合には大文字化しない。
“Anti-government Protests”・”Pre-defined Format”

…などと細かく決まっている。

だが、コピーライターはルールだけではなく、
文字並びの美しさと言葉そのものの語呂の良さにも気を付けなくてはならない。

よって、誤用も多く見かけられるものの、
一概にそれが正しいのか誤りなのか・良いのか悪いのかは
簡単に断言できないのが実情だ。

言葉という生き物を仕事にする1シーンをお届けしてみました。

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