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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2021/03/11
【お役所仕事】
日本で『お役所仕事』と言うと、
・マニュアル通りのことしか言わないため、特殊例に対応できない
・マニュアル対応以外のことをした責任を取りたくないため、たらい回し
・前例がなければ、認めようとしない
…などの苦情が出て来ることが多い。
でもその反面、
・時間や期限にきっちりしている
・前例がある場合には、しっかり迅速な対処をしてもらえる
・基本的に『放置』はされない
…という側面もあるのではないだろうか。
では、アメリカではどうなのかと言うと…。
以前、永住権申請中に苦労したことがあると書いたことがある。
その時の『苦労』がアメリカのお役所仕事を集約しているように思う。
何が起こったかと言うと、
① 永住権を申請する
② 審査中(申請から半年以上経過)に日本に一時帰国することになり許可申請
③ お役所が一ヶ月放置 → この間に、許可申請料金が値上げされる
④ 出国一週間前に申請を却下する旨を通告される
⑤ 弁護士の勧めで電話攻撃を仕掛けてギリギリの解決
まず、①から②の間は半年以上空いていることがおかしい。
本来であれば、申請後半年以内にグリーンカードは降りる。
既にそこで放置されていたのである。
そして更には、グリーンカード申請中の特別許可(Advance Parole と言う)の申請まで
放って置かれたのだから驚きだ。
よほど忙しかったのであろうが、後の対応がいただけない。
③の間に料金が値上げされたので当然、
許可申請時に設定されていた申請料金しか払っていなかった。
よって「料金不足で申請却下」と通知が来たのだ。
出国一週間前に迫っており、航空券(キャンセル不可)等も手配済みなため
パニックに陥ったのは言うまでもない。
そこで移民専門弁護士に相談すると、面白い答えが返って来た。
「電話しなさい」と。
いや、してます。ずーーーーーっと。
でも、いつも話し中で繋がらないんです…と伝えると、
「朝8時に回線が開きます。7時50分から電話をかけ続け、回線を埋めた状態にして臨みなさい。
一番に話せますから」
弁護士にこんなアドバイスをもらうとは思わなかった。
だが、そうでもしなければ本当に電話は一切繋がらなかったのだ。
朝から電話をかけ続けてようやく繋がった担当者に対し、私は開口一番、
「あなたたちの『放置』という不手際のせいで、なぜ私が苦しむことになるのですか?
不手際中の値上げなんて知ったことではありません。2,000ドル返してくれるんですか?
そうでなければ早急に以前の値段で許可書類を発行してください」と喚いた。
もしかすると、私の英語での『交渉』第一歩はこの時だったかもしれない。
この問題はギリギリに解決され、
私はどうにかギリギリ届いた書類を持って一時帰国することができた。
注意を重ねていても問題が起こるものなのです。
日本で『お役所仕事』と言うと、
・マニュアル通りのことしか言わないため、特殊例に対応できない
・マニュアル対応以外のことをした責任を取りたくないため、たらい回し
・前例がなければ、認めようとしない
…などの苦情が出て来ることが多い。
でもその反面、
・時間や期限にきっちりしている
・前例がある場合には、しっかり迅速な対処をしてもらえる
・基本的に『放置』はされない
…という側面もあるのではないだろうか。
では、アメリカではどうなのかと言うと…。
以前、永住権申請中に苦労したことがあると書いたことがある。
その時の『苦労』がアメリカのお役所仕事を集約しているように思う。
何が起こったかと言うと、
① 永住権を申請する
② 審査中(申請から半年以上経過)に日本に一時帰国することになり許可申請
③ お役所が一ヶ月放置 → この間に、許可申請料金が値上げされる
④ 出国一週間前に申請を却下する旨を通告される
⑤ 弁護士の勧めで電話攻撃を仕掛けてギリギリの解決
まず、①から②の間は半年以上空いていることがおかしい。
本来であれば、申請後半年以内にグリーンカードは降りる。
既にそこで放置されていたのである。
そして更には、グリーンカード申請中の特別許可(Advance Parole と言う)の申請まで
放って置かれたのだから驚きだ。
よほど忙しかったのであろうが、後の対応がいただけない。
③の間に料金が値上げされたので当然、
許可申請時に設定されていた申請料金しか払っていなかった。
よって「料金不足で申請却下」と通知が来たのだ。
出国一週間前に迫っており、航空券(キャンセル不可)等も手配済みなため
パニックに陥ったのは言うまでもない。
そこで移民専門弁護士に相談すると、面白い答えが返って来た。
「電話しなさい」と。
いや、してます。ずーーーーーっと。
でも、いつも話し中で繋がらないんです…と伝えると、
「朝8時に回線が開きます。7時50分から電話をかけ続け、回線を埋めた状態にして臨みなさい。
一番に話せますから」
弁護士にこんなアドバイスをもらうとは思わなかった。
だが、そうでもしなければ本当に電話は一切繋がらなかったのだ。
朝から電話をかけ続けてようやく繋がった担当者に対し、私は開口一番、
「あなたたちの『放置』という不手際のせいで、なぜ私が苦しむことになるのですか?
不手際中の値上げなんて知ったことではありません。2,000ドル返してくれるんですか?
そうでなければ早急に以前の値段で許可書類を発行してください」と喚いた。
もしかすると、私の英語での『交渉』第一歩はこの時だったかもしれない。
この問題はギリギリに解決され、
私はどうにかギリギリ届いた書類を持って一時帰国することができた。
注意を重ねていても問題が起こるものなのです。