Blog
公式ブログ

Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2021/02/15

【釣った魚に餌をやらない】

ある時、とある日本人男性から聞いたフレーズ。

“I don’t feed the woman once she’s mine.”

コホン。
それは、DVに値する。
それを堂々と言った暁には逮捕されても文句は言えない。

「えー!俺は『釣った魚に餌をやらない』って言いたいだけなのに!」
それは、言わずともわかる。
だが、直訳と意訳を混合するとこんなにも危険な言葉になるものなのだ。

では実際、元のフレーズを、
含まれた意味も理解できるように訳すと、どうなるのか?

実は、英語でも “catch a fish” で「異性を落とす」の意味を持つ。
そして、釣り上げた魚のことを “landed fish” と言う。
よって、元のフレーズはほぼ直訳(→ Never feed a landed fish.)でも意味が通る。

問題は、ここから。

アメリカなど、ドライな言葉の裏側に愛情表現を欠かさない文化圏では、
よほど口の悪い人でなければこのような言葉は使わない。

実際に、私もほぼ聞いたことがない。

自分のパートナーが自分について、こんなことを言っている
…なんて知った瞬間に脳裏に『別れ』が過ってもおかしくない。

他にも、

“It’s cheaper to keep her.”
(振り向いてもらうためにチヤホヤしてお金を注ぎ込むよりも、彼女を隣に置いておく方が安くつく。)

なんて言い方もあるが、そちらも然り。

もっと柔らかい言い方はあるのか?
一般論調でそのまま元のフレーズを意訳すると、

・There’s no need to spoil a woman who is already yours.

ただ、“spoil” は「甘やかす」なので、もう少しトーンダウンできないか?となると…

・There’s no need to impress (wow) a girl once she’s yours.
(自分の女にアピールし続ける必要はない。)
・There’s no need to keep admiring (flattering) a girl once she’s yours.
(自分の女をチヤホヤし続ける必要はない。)

どちらにしても、女性が聞いて気分が良いフレーズではないことは、確かです。

ブログ一覧はこちら

Contact
お問合わせ

海外支援・コンサルティング、翻訳サービス、英語以外のお見積りも承ります。
なんでもお気軽にお問い合わせください。

TEL : 080-4171-8112
受付時間: 9:00~18:00