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2021/01/30

【ビジネスの●●流】

人生の半分を日本で・残り半分近くをアメリカで…
生活して来た私からすると、
各国の企業がお互いの土俵に攻め入り、
無事に海外進出を果たしている様を見るのは単純に嬉しい。

そんな中で、
進出した先の文化・国民性・人々の思考回路や好みを
重要視しない企業は生き延びられない…という事実は明白だ。

 

例えば、マクドナルドやKFCなど、
アメリカから来て日本でも定着することに成功した企業は
キチンと日本人の好みを踏まえている。

どちらも
日本でしか手に入らない・日本人好みの・日本限定のメニューがある。

そして、日本人は限定物に弱いという国民性を踏まえて、
時折キャンペーンとして期間限定商品も提供している。

 

反対に、同等の大手ファストフードチェーンでも、
日本限定メニューの発案がなく、
アメリカ店舗で提供しているものと同じラインアップで押し通そうとした企業は
長続きすることなく撤退している。

そして、そこから学んだ企業が再進出を果たした際には
メニューを一から作り直しており、
今度こそは…とばかりに定着し始めている。

 

目に見える商品を持つ企業だけでなく、
サービス業においても売り方を考える必要がある。

 

海外で発案されたコンテンツを提供するセミナー企業様は
「プロモーション動画を英語で流しても、
日本のお客様は観ようとされない」と言う。

字幕を付けてもそれは同じことで、
同じ内容でも日本人が出演し日本語で話している動画とは閲覧数が違う。

 

では、逆はどうなのか?

 

アメリカでも当然、
日本という国とその国の言葉・人・文化・食事などに興味を持つ人とそうでない人、
むしろ忌み嫌う人…の差はある。

だが、アメリカの方がその差があからさまに表現される。
そしてその差や表現法にも地域性がある。

日本でもよく話題に上るほど地域性の違いは存在するが、
アメリカにおいては州によって…
さらには広い州の海側か内陸側かでも文化が違う、なんてことは珍しくない。

どの地域のどのような人々に向けて売り出したいのか。
それによって、マーケティング戦略は変わる。

 

一概に『アメリカ』と言っても、一筋縄では行かないのです。

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