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2020/12/20

【コンテンツ】

ビジネスにおいて経営、セールスや
マーケティングを勉強していると出て来るコンセプトに
『コンテンツ』と『コンテキスト(またはコンテクスト)』がある。

『コンテンツ』とは目で見たり耳で聞こえる情報や
触れることができる物など、
五感で存在を確認できるもの。
会社に所属する社員、製造している商品、
明確に示された戦略…などがそれに当たる。

コンテキスト』とはそれを取り巻く環境や状況を指す。
会社が設定している使命・ビジョン・社是や社内文化などがそれに当たる。

この違いを理解するのはなかなか難しいが、
今日の題目はそれではなく…
そもそも「コンテンツ」という英単語そのものの使い方がわかりにくいということ。

まず、「中身」を意味する単語に単数形も複数形もあるのは、なぜなのか?
どの場合に、どちらが正しいのか?

単数形 “content” は実は不可算名詞である。
はて、数えることのできない「中身」とは?

例えば、文面・映画や動画・講演などの「中身」。
現代ではウェブサイトの「中身」などもこう呼ばれている。

→ This Website contains adult content.
→ His speech was fun but had little content.

また例えば、物の中に含まれているものを指す「中身」。
特にその「中身」の割合などが気になる場合に使われる。

→ Do you know how much alcohol content this drink has?
→ A hamburger has a high fat content.

それに比べて、複数形 “contents” は通常の複数形である。
通常の単数形としては使えないのに、複数形は通常通り?
どういうこと?
例えば、複数の物が入っているであろうことが容易に想像できる場合。

→ The Police asked the man to show them the contents of his bag.
→ He spilled the contents of his bottle when he tripped and fell.

また例えば、本や冊子の「中身」は複数のトピックやテーマがあるため、複数形を使う。

→ Look through this book’s Table of Contents before the meeting.
→ Browsing through the contents of this booklet, I found a chapter on my profession.

この最後の用法が多少厄介だ。

本来なら文面・スピーチや動画の「中身」は単数形。
一つの作品など全体像を捉えた時の中身と考えると単数形だからだ。

だが、これらに「数種類の情報」が含まれていると考慮すると、複数形になる。
この使い分けが慣れるまでは難しいかもしれない。

→ Her son lost the handout from school, leaving his mother unaware of its contents.

何ともややこしいですね。

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