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2020/11/28

【商標名】

アメリカに住んでいたことがある人なら
「ゼロックスしておいて!」とか
「ちょっとクリネックス取って!」と言われても
意味はわかるだろう。

だが、普段の英語学習では
なかなか学ばない単語かもしれない。

なぜなら、ゼロックスはコピー機の、
そしてクリネックスはティッシュのブランド名だから。

すなわち、有名過ぎる固有名詞(商標名)が普通名詞になってしまった例なのだ。
日本では『ウォシュレット』や『ホッチキス』がそれに当たる。

 

え、と言うことは…?

そう、その通り。
英語圏で『ホッチキス』や『ウォシュレット』は通じない。

『ホッチキス』はその正式名称である「ステープラー(stapler)」を使えば良いが、
『ウォシュレット』に至っては単純にその機能を説明する他ない。
表記によっては “toilet seat with water spray for cleansing” とか、
“electronic bidet” などと書いてある。
そして、後者の “bidet” という単語はフランス語だ。
 

何とも、ややこしい。
 

それでも、アメリカで普通名詞化された商標名の多くは日本にそのまま入って来ている。
「バンドエイド」「コーラ」「フラフープ」などがそれに当たる。

「ブラジャー」「エスカレーター」「サランラップ」「ヨーヨー」など、
既に商標の期限が切れ、
日常生活において当たり前に使われている単語も多数ある。
更には「ウォークマン(Walkman)」のように、
日本から海外へと出て言った商標名もある。

だが同時に、海外でも日本でもそれぞれバラバラの商標名を使っている場合も、ある。
アメリカにおける “Scotch Tape”、
日本で言うところの「セロテープ」がそれに当たる。

時には、正しい名称をしっかり把握しておくことも大事ですね。

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