Blog
公式ブログ

Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2020/10/28

【挑戦】

『チャレンジ』という和製英語がある。
英語の “challenge” は
「(決定事項等に)異議を申し立てる」と
「試合を申し込む・人に挑む」という意味なので、
日本語の「新しいことや高い目標に挑戦してみる」と同じ使い方はできない。

では、英語で正しくは何と言うの?
と訊かれて答える単語の一つに “try” がある。

特に新しいことに挑戦する際に使う傾向にあるこの単語は
非常にポジティブなトーンを持つ。

だが…。

本来は非常にポジティブなはずのこの単語も、
使うタイミングを間違えると叱られる原因になる。
特にビジネスの場では多用しない方が良い。
なぜかと言うと “try” は
あくまで「やってみる」「試してみる」というスタンスで、
結果へのコミットが全くないからだ。

私自身も何度か学校や職場で聞いたことがある。

上司 “This design’s no good. Make it more modern-looking or you know it doesn’t fit our client’s taste.”
社員 “OK, I’ll try.”
上司 “No, don’t try. Just do it. Can you finish it today?”
社員 “I’ll try.”
上司 “I said DON’T TRY! Just do it!”
(私がアメリカの広告代理店に勤めていた時に聞いた会話。)

教諭 “Why are you sleeping in class all the time?”
生徒 “I work till about midnight on weekdays.”
教諭 “Everyday?”
生徒 “Yes.”
教諭 “It may be important for your to earn your tuition, but what good is it if you don’t learn?”
生徒 “OK, I’ll try not to sleep in class.”
教諭 “No, don’t try. Think again and put your priorities straight!”

成果を見たいクライアントや上司・ビジネスパートナーに対しては
「やってみる」の “try” よりも
「全力で取り組む」意思を見せる
“I will 〜” の断言を使った方が良いでしょう。

ブログ一覧はこちら

Contact
お問合わせ

海外支援・コンサルティング、翻訳サービス、英語以外のお見積りも承ります。
なんでもお気軽にお問い合わせください。

TEL : 080-4171-8112
受付時間: 9:00~18:00