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2020/10/20

【冷え性】

現在、コロナ後にインバウンドが復活するまでに
医療ツーリズム推進の準備を進めようとされている
内科クリニックのパンフレットを翻訳させていただいている。

医療用語にもなかなか訳しにくい用語があり、
なかなか興味深いところ。

例えば『冷え性』。

正直なところ、その『冷え性』に値する英語がないのだ。

それは欧米では『冷え性』という症状をあまり問題視しない、
あるいはあまりそのような症状を訴える人が居ない
…ということに繋がるだろう。

実際に医学的論文においても、
日本では深刻な健康問題として捉えられることもある『冷え性』は、
西洋医学にはない…と明記されているらしい。

もちろん、西洋人だろうと手足が冷たくならない訳ではない。
ただ「手足が冷たくなる」という、
単純な肉体の症状でしかない…と考えられているのだ。

そうすると、むしろ『冷え性』の英語訳は簡単になってくる。
肉体の症状として記せば良い。

・I have cold hands and feet. (← 今現在の状態)
・I often have cold hands and feet. (← 高頻度に起こる状態 =『冷え性』)

また、「寒さに弱い」と解釈する言い方もある。

・I’m sensitive to cold.
・I feel cold all the time.
・I get cold easily.

またさらに、寒さのせいで「血の巡りが悪い(= 手足が冷える)」とも言える。

・I have poor circulation due to cold.

深刻な病気の症状の一つとしての『冷え性』に関しては
cold sensitivity” や “cold intolerance” といった言い方もある。

どれも『冷え性』とはニュアンスは違いますが、
「症状を説明する」と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

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