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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2020/07/16

【ファーザー?】

単純に「ファーザー」と聞くと
『父(father)』を思い出す人が多いだろう。
ただ、真ん中に『R』が入っているのが聞き取れると「あれ、違う」とわかる。

でも、真ん中に『R』が入った「ファーザー」はややこしい。
何しろ、“farther” と “further” の二種類ある。
そして、使い方も似ている。

実際には、この二つの単語の発音は違う。

前者は「fɑ́rðər」または「fɑ́ːðə」と発音するため、
口は割と大きめに開く。

それと比べて後者は「fə́ːrðər」と発音するため、
口はそこまで開かない。

どちらも “far” の比較級で、
「より遠く」「さらに遠くに」を意味する形容詞および副詞である。


“Farther”
は物理的な距離を指す。

・The restaurant is farther down the street.
・We unfortunately grew farther apart.
・How much farther is it to our destination?

“Further” は抽象的な距離、行動・状況のレベル等を指す。
「もっと」とか追加の意味で使う場合はこちらを使う。

・We need to discuss this matter further.
・This project cannot proceed further without additional funds.
・Let me know if you have further questions.

これだけでも十分にややこしいが、
このどちらも使える時などは更にややこしいことになる。

・I can’t walk any further. → (体力的に・肉体的に)もう歩けない。
・I can’t walk any farther. → もう歩けない(これ以上遠くへは進めない)。

こんな、ネイティブスピーカーでも間違えやすい単語が使いこなせたら、
かなりの上級者と言えるでしょう。

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