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2020/07/10

【アメリカでの医療】

旅行中にしても短期滞在中にしても、
海外に居て最も不安なことの一つは
「体調不良の時にどうするか」かも知れない。

アメリカでは特にそうだろう。
何しろ、『一見さん』は病院や町医者に行きにくい。

手続きが多いし、予約を入れようにも後回し中の後回し。

 

アメリカではまず、どんな不調であっても
行き着けの医者(Family Doctor)に診てもらうのが通常。

なので、引っ越したばかりで
『Family Doctor』が居ない間は少々苦労する。

 

そして、患者が専門医を必要とすると考えられれば、
その『Family Doctor』が推薦状を書いてくれる。
推薦状なしで専門医に行こうとすると、またうるさい。
拒否されることすら、ある。

 

また、よほどの急病でない限りは
「今すぐ診てもらえる」とは思わない方が良い。

風邪を引いて『Family Doctor』に電話しても、
予約は翌日…なんてことはよくある。

「今日は診てもらえないのですか?」と訊いてみると、
「予約の合間に診れそうなら診てあげるから、ずっと待てるなら、良いよ。
でも、診られないで診察時間が終わる可能性もあるからね」
なんて言われる。

 

日本では考えられない事態かもしれない。

実際、このような状態+専門医のたらい回しで私は、
胃潰瘍になった時も胃カメラを飲んだ頃には
既に潰瘍を自力で治した後だった。

 

更に気になるのが、医療保険だ。

海外旅行中では旅行保険をかけて行けば良いが、滞在中は?

アメリカは医療保険に入っていないと
医師から請求される額がかなり高額となることで有名である。

『Americare』のような低所得者用の医療保険もあれば、
お勤めの方はもちろん会社が決めている保険会社のポリシーに
加入することになっているし、
お金がある方は個人でしっかり加入している。

 

ただ…雇用されていない・扶養されていない、
お金持ちでもないけど低所得者でもない…方には苦しいだろう。

日本のように、国が提供する保険はない。

高いお金を払って診てもらう患者と、
患者を決してお客様扱いしない医者。

そんな関係だからこそ、
アメリカでは患者が医者を気に入らなければ
すぐに「クビ」にすることもザラにある。

 

今後、居住することになる方には気を付けていただきたい点です。

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