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2020/06/30

【オフホワイトって?】

日本語では「白か黒かハッキリして」の表現に使われる
白を「善」・黒を「悪」とする暗黙の了解がある。

そして、その間のグレイは中間の曖昧さ加減を指すものの、
ニュアンス的には「純白ではない=綺麗ではない」というイメージだろう。

 

英語で “black or white” は、
善悪ではなく「両極端」であったり、
白人・黒人の差を指す時もある。

そして、その間のグレイ(shades of gray)は
考え方などの微妙な違いが織り成す差や、
一見しただけでは何が善で何が悪かは分かり切らないことを指す。

全く同じコンセプトから生まれている
単語の意味やニュアンスがここまで違うとは、
驚きではないだろうか。

 

さて、いつぞやのお茶の間を賑わせた、
表題の『オフホワイト』という言葉。

通じない訳ではないが、
英語として使われるのは聞いたことがない。
ほぼ和製英語と言っても良いだろう。

 

さらに、『オフホワイト』を詳しく調べてみると
「わずかに黄色がかった白(ivory)」
「わずかに灰色がかった白(very light gray / grayish white)」と、
バリエーションまである。

これでは、日本語の『オフホワイト』が創り出した
お茶の間の笑いを説明するのが難しいことは、想像に難くないだろう。

 

異文化・異言語間の笑いは奥が深いのです。

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