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2020/06/12

【宅配やテイクアウト】

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大という危機に直面して初めて、
日本では食事のデリバリーやテイクアウトというものが流行り出した。

ある意味これも随分と遅いものだなぁ…と思って見ていた。

この風潮の違いにも国民性が関係して来るものなのだろうか?

 

アメリカに居る頃は、まず一食一食の量が膨大なため、
食後の残り物を持ち帰ることは当然だった。

むしろ、残してしまったものを「箱に詰めますね」と言う店員に対し、
持ち帰らないと告げると「え、本気?」などと言われることも多い。

『もったいない精神』の強い日本で、
このような文化がなかなか根付かなかった背景には何があるのか。

 

やはり、店舗側の
「万が一、持ち帰った食事が原因で食中毒が起きた場合の責任を取りたくない」という思いと、
日本ではすぐに冷蔵庫のある環境に行き着けないという環境、
更には「食べ残して持ち帰った食事とか大丈夫なの?」という
潔癖思想が影響しているのだろう。

特に夏になると日本は湿度が高いので、
食べ物が傷みやすい気候というのも関係して来るかもしれない。

 

では、テイクアウトやデリバリーはどうだろう?

 

アメリカに居て家で食べたいけど調理はしたくないなぁ…という時は、
ファストフード店やファミレスのドライブスルーに行こう!
なんてことも多いし、
ガソリンスタンドに併設されているコンビニの
デリからサラダやサブマリンサンドをテイクアウトするのは日常茶飯事。

面倒になったらピザ始めイタリアン、
もしくは中華料理のテイクアウトまたはデリバリーは毎週末のように…
なんて家庭も少なくない。

 

日本人が今の今までこのようなサービスを
積極的に利用しようとしてこなかった背景は何なのか?

 

配達される際に住所等を知られるプライバシーに関する懸念など、
日本人の細やかな思想が関係するのかもしれない反面、
何だかんだで外国人よりも外食が好きで外で発散する傾向が強い、
日本人の意外な側面も影響しているのかもしれない。

 

文化が変わる時にどのような国民性が影響しているのかを分析してみると、
今後のビジネスチャンスも見えて来るのではないでしょうか。

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