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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。

2020/06/05

【語気強く…】

経営者や上司として部下の評価をしなくてはいけない時に、
皆さんが使う言葉はそれぞれ。

評価として嬉しい言葉、フィードバックとして効果的な言葉、
逆に傷付く言葉…。

当然、英語でもそれは同じ。

特にネガティブな結果に対して
フィードバックを与えなくてはいけない際の言い回しは難しいもの。

 

例えば…

「散々な結果だったね!」

この次に「次回は頑張ろう」が来るのか、
「しっかりミスの分析をして反省してください」が来るのか、
はたまた「何度失敗するつもり?」が来るのか…。

それによって「散々な結果だったね!」の言い方も変わる。

 

とある経営者が
“It was a complete failure!” と仰るのを聞いて思わず縮み上がった。

何てキツい言葉なのだろう。
これを聞いて泣き出す人も居るであろうレベルの『人を傷付ける言葉』だ。

間違っても主語を誤って “You are a complete failure!” と言ってはいけない。

日本語では実際にこういうフィードバックをする方がいらっしゃるため、
これは日本人にはありがちな誤りである。

だが、これは人権問題にも抵触しかねない、重い侮辱になり得る。

 

では、どう言えば?

 You were unfortunately unsuccessful in …
 You were unable to succeed in …

 (「…」に達成しようとした目標を挿入)

…などと言えば、言葉は柔らかいし、相手を否定していない。

この後でどうするべきだったか
(英語でよく求められる “productive feedback”)と共に
励ましの言葉をかけられると、
海外の職場でも通用する立派なビジネスパーソンとして認められることだろう。

 

仕事の評価にもある程度の配慮は必要ですね。

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