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2019/03/04

火加減って…?

日本語で料理の話をしていると、割と頻繁に「~加減」という言葉が出て来る。
いや、料理だけではないのかもしれない。
だが、水加減・塩加減・火加減…そんな言い回しが料理の話では特に多い気がするのだ。
 
はて、その『火加減』とは英語でどう言うのか?
 
実は、ハッキリと「これ!!」と言えるような言葉が英語にはない。
 
辞書には、

・strength of fire (火の強さ)
・properly heated (適切に熱されている)
・heat level (熱レベル)

…などのような言い回しがあるが,
必ずしもこれが料理の話をしている時の『火加減』と同等の言い回しではないのだ。
 
例えば最近、焼肉屋を営む店主に
「客に上手に焼いてもらうために店員が火加減を正しく調節する」と言いたいのだが…
と言われて悩んだ。

難しい言い方はいくらでも出来るが、
簡単な言い方でなければ覚えにくく意味がない。
 

Staff will control the flame properly so that the meat can be grilled to perfection.

 
この場合だと「火加減 (を調節する)」は “control the flame” を使っている。
これが、家庭で煮物をしていて「火加減 (を調節する)」と言うならば
“control the heat” を使うだろう。
 
また、必要に応じて火を強める・弱める…という意味であれば、
“turn up the heat” “turn down (または lower) the heat” と言うし、
弱火(または中火・強火)にかける…という言い回しなら
“on low (まだは midium・high) heat” を使う。
 

『加減』という意味の “adjust”“fix” をあまり使わないことで、
むしろ日本人的感覚からは難しい言い回しになるのかも知れませんね。

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