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2017/10/13

英語にない表現。

英語を学ぶ人達には
「こんな時、英語でどう言うの?」と言う疑問が絶えずあるだろう。

 

言語は経験から体で覚えるのが一番良い。

その方が、母国語・他言語ともに
脳内で別々に考えられるからだ。

だが、自国に居ながら他言語を学ぶ場合、
それは簡単ではない。

母国語で考え、
他言語に脳内変換してから話している人にとっては
「何て言うの?」は自然な疑問だと言える。

 

日本人が戸惑う表現に幾つかの挨拶がある。
なぜ戸惑うのかと言えば、それが事実上『存在しない』からだ。

 

例えば、家を出る時・帰った時の
「行って来ます」「行ってらっしゃい」と「ただいま」「おかえり」。

そのような表現は存在しない。

家を出る時には
“OK, see you later!” と軽く言って、
パートナーや子供達にハグとキスをして出掛けて行く。

それが、アメリカの一般家庭の朝の風景。

帰って来た時には
“I’m home! How was your day?” と朝と同じ風景が繰り返される。

 

例えば、食事時の「いただきます」「ごちそうさまでした」。

キリスト教徒であれば、神へ祈りを捧げた後でなければ食べないが、
その他の人々は一言も言わずに食べ始め、食べ終わる。

仲の良い家族であれば、子供達やパートナーが食事を作った人に対して、
後から “Thank you for the meal!” と言うくらいだろうか。

 

例えば、仕事から帰る時の「お疲れ様でした」。

仕事から帰る時に労いの言葉を掛けるのは、
英語圏では見たことがない。

早く家に帰りたいから、皆が嬉しそうに
“OK, see you tomorrow!” とにこやかに足早にオフィスから消えて行く。

ただ、それだけだ。

 

このような例からも、
いかに直訳が意味を成さないかが垣間見えるかも知れない。

 

皆様の翻訳者は、このような『存在しない』言葉も操れていますか?

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