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2017/05/29

和製英語。~衣料編~

いつの間にか、シリーズ化してしまいそうな和製英語エントリー。

前回の住居・キッチン編に続いて、今回は衣料編。
 
『ジャンパー』

単純に “jumper” などと言ってしまっては、さあ大変だ。
どこかに自殺するために飛び降りようとしている人が居ることになってしまう。
正しくは “jacket” である。
だが、上着の定義もジャケットやコートなどと一概には言えないのが難しいところ。
ただ、取り合えず『ジャンパー』だけは使わないで頂きたい。
たとえ、服の種類を指しているとわかってもらえたとしても、
英語の “jumper” はカジュアルに着る上着の一種ではないので、全く意味は通じない。

 
『トレーナー』

英語で言う “trainer” は訓練・トレーニングを指示する人。
日本で言う『トレーナー』は “sweatshirt” である。
ちなみに、同じような素材で出来たズボンもセットになっていることもあり、
そちらは “sweatpants” と呼ばれる。
上下を合わせて “sweats” と言う呼び方もある。

 
『ジャージ』

本来の “jersey” はメリヤス生地そのものを指す。
なので、最初はそのメリヤス生地で作られていた…と言うスポーツ用の『ジャージ』は
“track suit” 又は “sweat suit” などと呼ぶ。
ちなみに、日本でよく見掛ける特有なデザインのジャージのズボンを、
私は日本以外で見たことがない…。

 
『ジーパン』

ジーンズは “jeans” でも良い。
だが、これも素材、もしくはその素材が筒状に成形されたものを指す。
難しいのは、ズボンと言う形を指す時に英語では助数詞を使わなくてはならないこと。
筒状の形が2つあるズボンには、”jeans” が2つある、
すなわち “a pair of jeans” と言わなくてはならないのだ。

 
『オーダーメイド』

ややこしく英語らしく言われたこの単語も、実は和製英語である。
英語では “custom-made” や “made-to-order” 又は単純に “tailored” と言う時もある。

 

如何だろう、これらが和製英語であることはご存知だっただろうか。
知らなければ間違ってそのまま、
海外で、メールや SNS 上のやり取りで、使ってしまいそうな言葉ではないだろうか?
 
皆様の翻訳者は、このような和製英語に関する知識を持っていますか?

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