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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2017/05/06
和製英語。
翻訳作業をしていて一番、頭を痛めるのが流行語と和製英語である。
特に、海外在住時にはそのどちらにも馴染みがなく、
英語に訳するどころか
原文となる日本語の意味すら理解出来ない…と言うことがよくあった。
日本人の多くには、
カタカナもしくはアルファベットで書いてある単語を
外来語に違いない…と思っている人は多い。
よって、外国人との対話の中や英会話のレッスン中でも使ってしまい、
意味が通じず唖然とするのだ。
例えば…
『リベンジ』
本来の “revenge” の意味は「復讐」。
実はこの単語には、日常会話で気軽に使えないほどの強い意味が込められている。
軽い気持ちで使ってはいけない単語の一つ。
日本語の意味として使われる「再挑戦」には “try again” を使うべきである。
『カットソー』
この単語の由来は “cut & sew” なのだそうだが、
単に切って縫ったからと言ってシャツが出来上がるとは限らない。
増してや、日本で言うカットソーは
編み上げたジャージー生地を切って縫い上げ、作ったシャツだと言う。
それに値する英単語は存在しない。
『OL (Office Lady)』
このような形で女性を区別すると、
差別だ…と言われそうな気すらしてしまう。
英語では “female office worker” となる。
『サラリーマン』
サラリーをもらっていようが、時給で働いていようが、
オフィスで働く人は “office worker” である。
『アルバイト』『パート』
正直なところ、私は未だにこの二つの違いがわからない。
英語にすれば、どちらも “part-time worker” となる。
ちなみに、”albeit” は「~にも関わらず」と言う意味の接続詞、
“part” の意味は「一部」又は「パーツ」などである。
『クレーム』
本来の “claim” は名詞で「主張」や動詞で「言い張る」などの意味である。
和製英語の『クレーム』は正確には “complaint” である。
『TPO (Time, Place, Occasion)』
「時と場所と場合」と言う意味の和製英語だが、
その単語を並べただけではそれらが何を指すのかわからず、通じない。
正しい表現は “depending on the situation” などの言い方だが、
それに倣って “depending on ‘time, place, and occasion'” と言えば、
正確でとても通じやすくなる。
挙げ出したらキリがないのだが、これらは全て和製英語である。
間違ってそのまま、海外へと送られる手紙やメールに使わないようにしたいところ。
皆様の翻訳者は、和製英語に関する知識を持っていますか?
翻訳作業をしていて一番、頭を痛めるのが流行語と和製英語である。
特に、海外在住時にはそのどちらにも馴染みがなく、
英語に訳するどころか
原文となる日本語の意味すら理解出来ない…と言うことがよくあった。
日本人の多くには、
カタカナもしくはアルファベットで書いてある単語を
外来語に違いない…と思っている人は多い。
よって、外国人との対話の中や英会話のレッスン中でも使ってしまい、
意味が通じず唖然とするのだ。
例えば…
『リベンジ』
本来の “revenge” の意味は「復讐」。
実はこの単語には、日常会話で気軽に使えないほどの強い意味が込められている。
軽い気持ちで使ってはいけない単語の一つ。
日本語の意味として使われる「再挑戦」には “try again” を使うべきである。
『カットソー』
この単語の由来は “cut & sew” なのだそうだが、
単に切って縫ったからと言ってシャツが出来上がるとは限らない。
増してや、日本で言うカットソーは
編み上げたジャージー生地を切って縫い上げ、作ったシャツだと言う。
それに値する英単語は存在しない。
『OL (Office Lady)』
このような形で女性を区別すると、
差別だ…と言われそうな気すらしてしまう。
英語では “female office worker” となる。
『サラリーマン』
サラリーをもらっていようが、時給で働いていようが、
オフィスで働く人は “office worker” である。
『アルバイト』『パート』
正直なところ、私は未だにこの二つの違いがわからない。
英語にすれば、どちらも “part-time worker” となる。
ちなみに、”albeit” は「~にも関わらず」と言う意味の接続詞、
“part” の意味は「一部」又は「パーツ」などである。
『クレーム』
本来の “claim” は名詞で「主張」や動詞で「言い張る」などの意味である。
和製英語の『クレーム』は正確には “complaint” である。
『TPO (Time, Place, Occasion)』
「時と場所と場合」と言う意味の和製英語だが、
その単語を並べただけではそれらが何を指すのかわからず、通じない。
正しい表現は “depending on the situation” などの言い方だが、
それに倣って “depending on ‘time, place, and occasion'” と言えば、
正確でとても通じやすくなる。
挙げ出したらキリがないのだが、これらは全て和製英語である。
間違ってそのまま、海外へと送られる手紙やメールに使わないようにしたいところ。
皆様の翻訳者は、和製英語に関する知識を持っていますか?