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2016/12/24

ハッピーホリデー。

この時季に
“Merry Christmas!” と言われて怒ってしまう人は、そもそもなぜ怒るのか?
 
当然のことだが、クリスマスは宗教行事である。

アメリカではキリスト教徒が多いため、
クリスマス当日は祝日として設定されており、
家族が遠方からでも集まって一緒に過ごせるようにしている。
 
だが、キリスト教徒が「多い」とは言え、全員ではない。
中にはユダヤ人・イスラム教徒・多神論者・無神論者なども居る。

そんな人に、たとえ知らなかったとしても
“Merry Christmas!” と言ってしまうと、ムッとされかねない。

ユダヤ人の多くは “Happy Hanukkah!” と言って、
自分はユダヤ人なのだと教えてくれたりもする。

最近では、PC (political correctness = 政治的公正と言う名の下に差別用語と思われる言葉の使用禁止)が広く謳われているため、
“Merry Christmas!” でさえも
『(メディアなどの公的フィギュアが)言ってはいけない言葉』になりつつある。
 

そんな時に、少々味気ないが万能なのが “Happy holidays!” なのだ。
 
この表現は昔から使われている。
なぜなら、この “holidays” にはクリスマスと元旦の両方が含まれており、
元々『祝日のシーズン』として認識されているからだ。

キリスト教徒の中には、
キリスト教徒ではない人によって神の名を呼ばれること(又はそれに類似した言動)を嫌う人が少なくない。

そのため、言う相手に気を付けるだけでなく、
自分自身の立場も考えた場合にはこの “Happy holidays!!” が一番無難なのである。

 

挨拶一つにも色々と事情があるものですね。

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