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Heart Meets Worldの活動内容や、ブログ記事を定期的に更新しています。
2016/05/25
我慢は美徳にならず。
我慢は日本人にとって美徳である。
例えば、講習を受けた際に講師の言っていることがサッパリわからなかった場合、
日本人はどうするだろう?
講師の面目を潰してはいけないと考え、
自分の中の疑問符すら抑え込んで我慢してしまうのではないだろうか?
そして「何か質問がありますか」と言われた際には
黙ってしまうことは少なくないと思う。
だが、アメリカの大学で講義を受けていた時、
教師が「何か質問はありますか」と言うと
「何を言ってるかサッパリわからないんですが」と素直に言う生徒は居る。
それは必ずしも教師を侮辱している訳ではなく、
生徒自身がわからないことを恥じている場合も多々ある。
今、恥ずかしい思いをして訊いておけば、
後々も知らないままで恥ずかしい思いをし続けることはない…と言う考えだ。
時には、笑えるような、そして時には、呆れるような質問をする生徒達もたくさん居た。
彼らは我慢しない。それを美徳とは考えていないからだ。
我慢して無知のままで居ることに何の美徳があろう?
『我慢』と言うコンセプトも幅広いので、
一概に「我慢は良くない」とは絶対に言えない。
だが、上記のような例では、
我慢することにメリットはないことをおわかり頂けるだろうか。
状況をビジネスの場面に移してみよう。
海外商社とやり取りを始め、ある程度の取引の詳細が決まった時に、
相手側からいきなり音信が途絶えたら、どうするだろうか?
メールを何度も送り、電話もしてみるが、応答がない。
そんな時に日本人の多くは泣き寝入りしてしまわないだろうか?
以前、海外ソフトの購買代理店でお手伝いをさせて頂いていた時に、
そんな場面に遭遇した。
上司は参っていた。この後、どうして良いかわからない…と。
私の答えは簡単だった。
それなら、相手を脅迫したら良い…と。
「脅迫」と言うと言葉が悪いが、私が言うのは厳密には「警告」である。
上記の場合では、メールにキッパリと期限を書いた上に
「この日までにお返事頂けないようであれば、即座に BBB に報告させて頂きます。」
たったこれだけである。
まさか日本の企業が、
自国(この場合はアメリカ)の消費者センターの存在を知っているとは思わなかったのだろう。
それも、アメリカの消費者センターは日本のそれとは違い、かなりの権限を持っている。
早速、翌日に謝罪を含む返答があった。
泣き寝入りをする必要は、全くないのである。
この他にも、ビジネスの場面で不正な動きを見せる相手を「脅迫」する手段は色々ある。
日本人が大事にする『我慢』を言う美徳を捨てる必要は、全くない。
しかし、上記のような場合には、
我慢して泣き寝入りをすることに美徳はないのです。
我慢は日本人にとって美徳である。
例えば、講習を受けた際に講師の言っていることがサッパリわからなかった場合、
日本人はどうするだろう?
講師の面目を潰してはいけないと考え、
自分の中の疑問符すら抑え込んで我慢してしまうのではないだろうか?
そして「何か質問がありますか」と言われた際には
黙ってしまうことは少なくないと思う。
だが、アメリカの大学で講義を受けていた時、
教師が「何か質問はありますか」と言うと
「何を言ってるかサッパリわからないんですが」と素直に言う生徒は居る。
それは必ずしも教師を侮辱している訳ではなく、
生徒自身がわからないことを恥じている場合も多々ある。
今、恥ずかしい思いをして訊いておけば、
後々も知らないままで恥ずかしい思いをし続けることはない…と言う考えだ。
時には、笑えるような、そして時には、呆れるような質問をする生徒達もたくさん居た。
彼らは我慢しない。それを美徳とは考えていないからだ。
我慢して無知のままで居ることに何の美徳があろう?
『我慢』と言うコンセプトも幅広いので、
一概に「我慢は良くない」とは絶対に言えない。
だが、上記のような例では、
我慢することにメリットはないことをおわかり頂けるだろうか。
状況をビジネスの場面に移してみよう。
海外商社とやり取りを始め、ある程度の取引の詳細が決まった時に、
相手側からいきなり音信が途絶えたら、どうするだろうか?
メールを何度も送り、電話もしてみるが、応答がない。
そんな時に日本人の多くは泣き寝入りしてしまわないだろうか?
以前、海外ソフトの購買代理店でお手伝いをさせて頂いていた時に、
そんな場面に遭遇した。
上司は参っていた。この後、どうして良いかわからない…と。
私の答えは簡単だった。
それなら、相手を脅迫したら良い…と。
「脅迫」と言うと言葉が悪いが、私が言うのは厳密には「警告」である。
上記の場合では、メールにキッパリと期限を書いた上に
「この日までにお返事頂けないようであれば、即座に BBB に報告させて頂きます。」
たったこれだけである。
まさか日本の企業が、
自国(この場合はアメリカ)の消費者センターの存在を知っているとは思わなかったのだろう。
それも、アメリカの消費者センターは日本のそれとは違い、かなりの権限を持っている。
早速、翌日に謝罪を含む返答があった。
泣き寝入りをする必要は、全くないのである。
この他にも、ビジネスの場面で不正な動きを見せる相手を「脅迫」する手段は色々ある。
日本人が大事にする『我慢』を言う美徳を捨てる必要は、全くない。
しかし、上記のような場合には、
我慢して泣き寝入りをすることに美徳はないのです。