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2016/01/12

謙譲語。

英語にも敬語はあると、今まで何度か書いている。

亡くなった方への敬意の払い方目上の方へのお願いなど、
どの場面にも適切な言い方とそうでない言葉遣いが、英語にも、ある。
 
…にも関わらず、
「欧米の人間は言いたいことを言いたい時に言いたいように言う」
と思われているのは、なぜだろうか。
 

もちろん、日本人が逆に物凄く言葉に気を遣う種族だから、
異文化とのギャップから生まれる感覚の違いはあるだろう。

だが、両文化を体験した担当者が一番に思い付く理由が一つある。

 
英語に敬語は、ある。
だが、英語には謙譲語が存在しない。

 
自分と言う、自身にとって一番大切な存在を一番大事にするのが当然
…と言う考え方は、英語と言う言語にそのまま反映される。

相手を持ち上げることは理解出来ても、
自分の立場を下げることの意味を欧米人は理解出来ない。

自分を卑下するなど、以ての外なのである。
子供の時などは卑屈なことを言うなと叱られてしまう。

 

更には、英語は物凄くドライな言語で ある。
場を和ませるつもりで言ったとしても、
そんなドライな言葉の合間から
そのような曖昧で微妙な配慮を見え隠れさせることは難しいし、
聞き手もそれを察することが出来ない。

そして、最悪のケースは自分を卑下しているつもりなのに
逆に相手をけなしている…と捉えられてしまうと言う結果に終わる。

 

このような理由から、英語圏でNGとなる表現が幾つかある。
そもそも、正確には正しく表現出来る訳が存在しない…とでも言うべきか。

それらは
「お邪魔します(失礼します)」
「つまらないものですが…」
「(褒められて)とんでもないです」
などである。

 

外来語習得においてネックになりかねない異文化の習得。

少しずつ慣れて行ってくださいね。

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