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2022/03/25

【米語より英語?】

日本人は俗に言う『アメリカ英語』に憧れはあるものの、
どちらかと言うと聞き取りなどが苦手。

よって、どちらかと言うと『イギリス英語』の方が慣れ親しみやすい
…というのはよく聞く話である。
これは、なぜなのか?

まず、英国の人々は『英語』発祥の国として言語に誇りを持ち、
「正しく」使うことを心がけている。
よって、アメリカ人がやりがちな無茶な短縮形などの使用が少ない。

さらに、アメリカでは発音なども「めんどくさがる」傾向があり、
単語単語を離さず繋げて発音(=リエゾン)する傾向が強い。

その上にアメリカ人のせっかちさが加えられて
矢継ぎ早な機関銃トークを繰り広げられたら、
英語を学習途中の日本人にはたまらない…という構図が出来上がる。

発音のルールも若干違う。
例えば、同じ『カーブ(curve)』の発音でも、
米語は【kə́ːrv】だが、英語は【kə́ːv】である。

日本人が苦手とする “R” が『イギリス英語』には入っていない。

このような発音の違いも、
日本人にとって『イギリス英語』の方が親しみやすい原因になるのかもしれない。

時代の流れの中で、
外来語の用途が『イギリス英語』由来から『アメリカ英語』由来に移りつつある。

現代の日本は英国よりも米国に思考的、または外交的に近いからなのか?
理由はともあれ、「パンツ」が何を指すか…の移り変わりからも、この事実は明白で、
英米間で違う単語を使う場合にはそれらが由来となる外来語は
ほとんどが『アメリカ英語』の意味で使われている。

例えば、「トレーナー(trainer)」は
アメリカでは「トレーニング(訓練)をする人」だが、
イギリスでは「スニーカー」を指す。

ご存知の通り、日本では「トレーナー」を『アメリカ英語』での意味と同じ使い方をする。
※ ちなみに、着る方の「トレーナー」は完全に和製英語である。

どちらが良い・悪い訳では全くないが、
学ぶにあたり、まずはどちらかで「正しく」学ぶことが重要です。

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